過酸化水素の性質・指定数量 -乙6危険物試験-

乙6危険物の性質勉強。

過酸化水素の性質 重要暗記項目

危険物取扱者試験で出題される危険物の「性質消火」問題の暗記ポイントをまとめていきます。

乙6/甲種危険物酸化性液体


過酸化水素

(H2O2)

指定数量 300キログラム
危険等級 Ⅰ

比重

1.465

融点

-0.89℃

沸点

151℃

上記は基本概要です。危険物試験合格には下段の性質・特徴を把握し覚えましょう。

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過酸化水素の性質&指定数量

過酸化水素の性質

★不安定で強力な酸化剤。オキシドール(3%)、強力オキシドール(30~50%)として市販されている。


<指定数量>

◎300キログラム

<形状・性質>

◎無色透明油状液体 ◎弱酸性液体 ◎不安定な物質 ◎水、アルコール、エーテルに溶ける。 ◎ベンゼンには溶けない。 ◎102℃以上で水と酸素に分解する。 ◎アルカリ性で分解しやすく、弱酸性では分解しにくい。 ◎濃度50%以上のものは爆発しやすい。 ◎直射日光や熱で分解しやすい。 ◎炭素粉末、金属粉末、酸化物との混合物は加熱、衝撃で爆発することがある。 ◎皮膚や粘膜を腐食する。 ◎りん酸や尿酸を添加して安定化させる。

<危険性>

◎火気・加熱・可燃物との接触で発火・爆発する。 ◎金属・可燃物で分解・爆発を招く。 ◎皮膚・粘膜を腐食する。

<貯蔵・取扱いの注意>

◎火気・加熱を避ける。 ◎有機物、可燃物と接触しないようにする。 ◎金属容器は用いないこと。 ◎容器は密封しないで小穴のある栓を用いて通気をよくする。 ◎容器は着色ビンを用い、冷所に貯蔵する。

<消火の方法>

◎液体は不燃物なので、燃焼物に応じて対応する。大量の水による注水消火が有効的。

以上は危険物取扱者試験(性質分野)に出やすい部分の「抽出」です。

確実に試験に合格するためには必須の暗記・整理項目なので、頑張って記憶していきましょう。

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乙6危険物取扱者 資格マスター

乙種第6類危険物 共通重要項目

一般的概要

消防法別表の第6類の項の品名欄に掲げる物品で、酸化性液体の性状を有するもの。酸化力の潜在的な危険性を判断するための試験で一定の性状を示す液体。

共通危険性

それ自体は不燃性の液体であるが、強い酸化力を有している。
水と反応して発熱するものがある。
有機物と混合するとこれを酸化させ、酸化熱で有機物が発火し有毒ガスが発生する。
腐食性の強酸で、皮膚を腐食させる。

共通火災予防

陶器・ガラス容器に保存収納し、密封する。
空気中の湿気や有機物から遮断する。
可燃物および分解を促進する薬品類との接触を避ける。
容器の破損、容器からの漏れに注意する。

共通消火方法

水や泡が適している。
二酸化炭素、ハロゲン化物、炭酸水素類を使用する粉末は不適当である。

乙種第6類(酸化性液体の性質・火災予防・消火)

ここではこの類の試験に必要な「性質消火」対策として必要な範囲をまとめてあります。「物理化学」「法令」対策については別ページにまとめてあるので、科目免除を受けない方は「物化・法令」も同時に勉強・理解しましょう。

※以下↓の物質名から各個別性質解説ページへ飛びます。


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