乙1(乙種第1類危険物)
 無機過酸化物 試験問題対策ノート

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乙種第1類危険物(酸化性固体 ~無機過酸化物~)
無機過酸化物
過酸化カリウム
過酸化ナトリウム
過酸化マグネシウム
過酸化カルシウム
過酸化バリウム
乙種第1類危険物(酸化性固体) -無機過酸化物-

過酸化物とは、過酸化物イオンを有する酸化物の総称で、有機過酸化物は第5類の危険物で無機過酸化物は第1類の危険物に指定されている。
無機過酸化物はそれ自体は不燃物質である。一般に不安定な物質で、加熱すると酸素の受入物があるときには分解して酸素を発生する。
水と激しく反応する物質が多いので、注水消火は厳禁。

 指定数量 50kg
 第1種酸化性固体
 危険等級 Ⅰ



物質名 分解温度 融点 比重
過酸化カリウム 490℃ 490℃ 2.9
過酸化ナトリウム 657℃ 460℃ 2.8
過酸化マグネシウム 4.95
過酸化カルシウム 275℃ 1.7
過酸化バリウム 840℃ 450℃ 2.9


第1類危険物(酸化性固体) 無機過酸化物

 ★ 過酸化カリウム 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

<指定数量>
◎50キログラム

<形状・性質>
◎別名:過酸化カリ

無色の粉末。 ◎吸湿性。 ◎加熱すると分解して、酸化カリウム酸素になる。

<危険性>
水と激しく発熱反応して、酸素を発生するので、発火や爆発の危険性がある。
◎軽い摩擦やわずかな水分との接触があっても発火する。
◎可燃性物質と混合すると、容易に発火し、爆発する。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避け、有機物、可燃物との接触を避ける。 ◎
水や湿気との接触を避ける
◎容器には密栓をし、破損のないようにする。 ◎取り扱う際、目を保護するために眼鏡を使用し、粉じんは吸わないようにする。

<消火の方法>
◎炭酸水素塩類を使用する粉末消火薬剤を用いて消火し、土砂をかける。
注水は厳禁


 ★ 過酸化ナトリウム 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

<指定数量>
◎50キログラム

<形状・性質>
◎別名:過酸化ソーダ、二酸化二ナトリウム

淡黄色の粉末。 ◎吸湿性が強い。 ◎冷水・酸性溶液と反応して、過酸化水素を生じる。
◎加熱すると分解して酸素を発生する。 ◎強い
酸化剤

<危険性>
◎水と接触すると、酸素を発生するので、発火や爆発の危険性がある。
湿った可燃性物質と混合すると発火または爆発する。
◎強い衝撃や高温によって急激に爆発する。
皮膚を激しく侵す

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避け、有機物、可燃物との接触を避ける。
水や湿気との接触を避ける。 ◎容器には密栓をし、破損のないようにする。
◎取り扱う際、目を保護するために眼鏡を使用し、粉じんは吸わないようにする。

<消火の方法>
◎炭酸水素塩類を使用する粉末消火薬剤を用いて消火し、土砂をかける。
注水は厳禁


 ★ 過酸化マグネシウム 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

<指定数量>
◎50キログラム

<形状・性質>

白色の粉末。 ◎水に溶けない。 ◎に溶けて過酸化水素を生じる。 ◎空気中では徐々に酸素を失う。

<危険性>
加熱すると激しく分解して酸素を発生、酸化マグネシウムになる。
水と接触すると、酸素を発生するので、発火や爆発の危険性がある。
還元剤との混合物は発熱しながら酸素を発生するので、発火または爆発する。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎水や湿気との接触を避ける。 ◎容器には密栓をし、破損のないようにする。

<消火の方法>
◎炭酸水素塩類を使用する粉末消火薬剤を用いて消火し、土砂をかける。
注水は厳禁


 ★ 過酸化カルシウム 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

<指定数量>
◎50キログラム

<形状・性質>

白色の粉末。 ◎水に溶けにくい。 ◎エタノールエーテルには溶けない

<危険性>
◎結晶は100℃で崩壊し
、275℃で爆発的に分解、酸素を発生する。
酸に溶け過酸化水素を生じる。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避け、有機物、可燃物との接触を避ける。
◎水や湿気との接触を避ける。 ◎容器には密栓をし、破損のないようにする。
◎取り扱う際、目を保護するために眼鏡を使用し、粉じんは吸わないようにする。

<消火の方法>
◎炭酸水素塩類を使用する粉末消火薬剤を用いて消火し、土砂をかける。
注水は厳禁


 ★ 過酸化バリウム 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

<指定数量>
◎50キログラム

<形状・性質>

白色または灰色の粉末。 ◎冷水にわずかに溶ける。 ◎熱水・希酸では発熱・分解し、酸素過酸化水素を生じる。
アルカリ土類金属の過酸化物のうち最も安定である物質

<危険性>
◎酸化されやすい物質や湿った繊維類との混合物は、爆発の危険性がある。
有害な物質である。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎金属容器かガラス容器で貯蔵し、密栓する。 ◎直射日光を避け、冷所に置く。
◎引火性、発火性、還元性の物質や有機物、酸などとは隔離する。

<消火の方法>
◎炭酸水素塩類を使用する粉末消火薬剤を用いて消火し、土砂をかける。
注水は厳禁

 

 

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乙種第1類(酸化性固体の性質・火災予防・消火) 危険物取扱者 個別重要項目

 ★乙種第1類TOP 酸化性固体(性質・消火方法)を完全網羅
※ ここではこの類の試験に必要な「性質消火」対策として必要な範囲をまとめてあります。「物理化学」「法令」対策については別ページにまとめてあるので、科目免除を受けない方は「物化・法令」も同時に勉強・理解しましょう。
1 ★塩素酸塩類 塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸アンモニウム…各物質の反応の特色を整理…
2 ★過塩素酸塩類 過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム…上に同じ…
3 ★無機過酸化物 過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム
4 ★亜塩素酸塩類 亜塩素酸ナトリウム…潮解性、360℃付近で酸素を放出、酸と接触で二酸化塩素発生…
5 ★臭素酸塩類 臭素酸カリウム…370℃で酸素を発生、アセトンには溶けない…
6 ★硝酸塩類 硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム…潮解性を有する、水によく溶ける…
7 ★ヨウ素酸塩類 ヨウ素酸カリウム…白色、温水に溶ける、ヨウ素酸ナトリウム…無色、アセトンに溶ける…
8 ★過マンガン酸塩類 過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸アンモニウム…
9 ★重クロム酸塩類 重クロム酸アンモニウム、重クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム…加熱で酸素発生…
10 ★その他指定物 過ヨウ素酸塩類~過ヨウ素酸ナトリウム
過ヨウ素酸~メタ過ヨウ素酸
クロム、鉛またはヨウ素の酸化物~三酸化クロム、二酸化鉛、五酸化二ヨウ素
亜硝酸塩類~亜硝酸ナトリウム
次亜塩素酸塩類~次亜塩素酸カルシウム
塩素化イソシアヌル酸~三塩素化イソシアヌル酸
ペルオキソ二硫酸塩類~ペニオキソ二硫酸アンモニウム
ペルオキソホウ酸塩類~ペルオキソホウ酸アンモニウム
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