乙1(乙種第1類危険物)
 その他の政令指定物 試験問題対策ノート

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乙種第1類危険物(酸化性固体 ~その他の政令指定物~)
その他の政令指定物
過よう素酸塩類
過よう素酸
クロム/鉛/よう素の酸化物
亜硝酸塩類
次亜塩素酸塩類
塩素化イソシアヌル酸
ペルオキソ二硫酸塩類
ペルオキソほう酸塩類
乙種第1類危険物(酸化性固体) -その他の政令指定物-

消防法別表に基づき、危険物の規制に関する政令第1条第1項において、過よう素酸塩類、過よう素酸、クロム・鉛・よう素の酸化物、亜硝酸塩類、次亜塩素酸塩類、塩素化イソシアヌル酸、ペルオキシ二硫酸塩類、ペルオキソほう酸塩類が指定されている。
いずれも、加熱すると酸素を放出する物質。


物質名 分解温度 融点 比重
過よう素酸ナトリウム 300℃ 300℃ 3.87
メタ過よう素酸 138℃ 110℃(昇華)
三酸化クロム 196℃ 2.70
二酸化鉛 290℃ 9.37
五酸化二よう素 275℃ 4.79
亜硝酸ナトリウム 320℃ 271℃ 2.16
次亜塩素酸カルシウム 150℃ 2.10
三塩素化イソシアヌル酸 230℃ 225℃
ペルオキソ二硫酸アンモンニウム 120℃ 120℃ 1.98
ペルオキソほう酸アンモニウム 50℃


第1類危険物(酸化性固体) その他の政令指定物

 ★ 過よう素酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

★過よう素酸ナトリウム

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>
◎別名:過よう素酸ソーダ

白色の結晶。 ◎に溶ける。
300℃加熱すると分解して酸素を放出する。

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ 過よう素酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点

★メタ過よう素酸

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

白色の結晶。 ◎に溶ける。 ◎潮解性がある。
110℃昇華し、138℃で分解して酸素を放出する。
◎水溶液を加熱すると
オゾンを発生する。

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ クロム、鉛またはよう素の酸化物 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆ クロム、鉛、よう素がそれぞれ酸素と結合してできる化合物。

★三酸化クロム
<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

◎別名:無水クロム
暗赤色の針状結晶。 ◎に溶ける。 ◎潮解性がある。
250℃に加熱すると分解して酸素を放出する。 ◎水に溶かすと、腐食性の強いクロム酸となる

<危険性>
◎酸化されやすい物質と混ぜると発火する危険がある。
◎刺激性、
毒性が強く、皮膚に付着すると炎症を起こす。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


★二酸化鉛
<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>
暗褐色の粉末。 ◎水に溶けない。 ◎アルコールに溶けない
290℃に加熱すると分解して酸素を放出する。
日光にあたると分解して酸素を放出する。

<危険性>
◎酸化されやすい物質と混ぜると発火する危険がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


★五酸化二よう素
<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>
白色の結晶。 ◎に溶ける。275℃に加熱すると分解して酸素を放出する。

<危険性>
◎酸化されやすい物質と混ぜると発火する危険がある。


<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ 亜硝酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆亜硝酸の水素原子が金属原子や陽性基で置き換えられた化合物である塩の総称。

★亜硝酸ナトリウム

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

白色の結晶性の粉末・粒子・棒状物。 ◎に溶ける。 ◎吸湿性がある。
320℃分解して酸素を放出する。
◎水溶液はアルカリ性で、
酸を加えると三酸化窒素を発生する。

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。
◎アンモニア塩類またはシアン化合物との混合物は、爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ 次亜塩素酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆次亜塩素酸の水素原子が金属原子や陽性基で置き換えられた化合物である塩の総称。

★次亜塩素酸カルシウム

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

白色の結晶。 ◎に溶ける。 ◎潮解性がある。
150℃分解して酸素を放出する。
光が当たると分解が促進される。

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。
◎水溶液は分解しやすく、塩化水素ガスを発生する。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ 塩素化イソシアヌル酸 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆イソシアル酸の水素原子が塩素原子で置換された化合物。

★三塩素化イソシアヌル酸

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

白色の結晶。 ◎に溶ける。 ◎230℃分解する。 ◎加水分解して次亜塩素酸を生成する。

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ ペルオキソ二硫酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆分子内に酸素と酸素の結合を有しているペルオキソ二硫酸の水素原子が、金属原子や陽性基で置換された化合物である塩の総称。

★ペルオキソ二硫酸アンモニウム

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

◎別名:過硫酸アンモニウム
白色の結晶。 ◎に溶ける。 ◎120℃分解する。 ◎湿気に触れると酸素を放出して分解する。
水溶液は強力な酸化作用を持つ

<危険性>
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


 ★ ペルオキソほう酸塩類 指定数量・形状・性質・危険性・貯蔵・取扱上の注意点
☆ペルオキソほう酸の水素原子が、金属原子や陽性基で置換された化合物である塩の総称。

★ペルオキソ二硫酸アンモニウム

<指定数量>
◎1000キログラム

<形状・性質>

◎別名:過ほう酸アンモニウム
50℃からアンモニアを放出し、さらに加熱すると酸素を放出して分解する。
水溶液は強力な酸化作用を持つ

<危険性>
濃硫酸を混合すると酸素を放出する。
可燃物との混合物は、加熱、摩擦、衝撃によって爆発する危険性がある。

<貯蔵・取扱いの注意>
◎加熱、衝撃、摩擦を避ける。 ◎火気に近付けないようにする。
◎冷暗所に貯蔵する。 ◎分解物、可燃物などが混入しないようにする。

<消火の方法>
大量の水で消火する。


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乙種第1類(酸化性固体の性質・火災予防・消火) 危険物取扱者 個別重要項目

 ★乙種第1類TOP 酸化性固体(性質・消火方法)を完全網羅
※ ここではこの類の試験に必要な「性質消火」対策として必要な範囲をまとめてあります。「物理化学」「法令」対策については別ページにまとめてあるので、科目免除を受けない方は「物化・法令」も同時に勉強・理解しましょう。
1 ★塩素酸塩類 塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸アンモニウム・・・各物質の反応の特色を整理・・・
2 ★過塩素酸塩類 過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム・・・上に同じ・・・
3 ★無機過酸化物 過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム
4 ★亜塩素酸塩類 亜塩素酸ナトリウム・・・潮解性、360℃付近で酸素を放出、酸と接触で二酸化塩素発生・・・
5 ★臭素酸塩類 臭素酸カリウム・・・370℃で酸素を発生、アセトンには溶けない・・・
6 ★硝酸塩類 硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム・・・潮解性を有する、水によく溶ける・・・
7 ★ヨウ素酸塩類 ヨウ素酸カリウム・・・白色、温水に溶ける、ヨウ素酸ナトリウム・・・無色、アセトンに溶ける・・・
8 ★過マンガン酸塩類 過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸アンモニウム・・・
9 ★重クロム酸塩類 重クロム酸アンモニウム、重クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム・・・加熱で酸素発生・・・
10 ★その他指定物 過ヨウ素酸塩類~過ヨウ素酸ナトリウム
過ヨウ素酸~メタ過ヨウ素酸
クロム、鉛またはヨウ素の酸化物~三酸化クロム、二酸化鉛、五酸化二ヨウ素
亜硝酸塩類~亜硝酸ナトリウム
次亜塩素酸塩類~次亜塩素酸カルシウム
塩素化イソシアヌル酸~三塩素化イソシアヌル酸
ペルオキソ二硫酸塩類~ペニオキソ二硫酸アンモニウム
ペルオキソホウ酸塩類~ペルオキソホウ酸アンモニウム
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