丙種危険物資格試験(燃焼科目)
丙種危険物取扱者試験の「燃焼及び消火に関する基礎知識」科目の重点事項。他の上級種試験の「物理化学」科目に該当しますが、もともと危険物取扱者試験の「物理学」はさほど高度ではないうえでの「燃焼と消火の基礎知識」なので、単語の意味を確認するような心構えで十分対応できます。
丙種試験は基本的に乙4の試験内容をしっかり覚えておけば特別な試験対策をしてなくともラクラク合格できます。
乙4試験テキストで頭に叩きこんだ内容をベースに受験前に復習や予行練習のつもりで再確認していきましょう。
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★ 液体が燃焼する?燃えるって?消すにはどうする? |
<引火点と燃焼範囲>
丙種資格は第4類危険物。4類は引火性液体です。
液体は直接燃えるのではなく、液体が蒸発(発揮)した蒸気が空気(酸素)と混合され、着火可能な混合気の濃度範囲にある時に初めて引火・燃焼します。燃焼が可能な混合濃度の範囲を燃焼範囲といい、揮発をはじめて引火濃度に達する温度が引火点です。(注:『「引火点が低い」=極めて引火しやすい』ということです。)
さらに食用油のように加熱しすぎると火を近付けなくても発火する温度を発火点といい、引火点と区別して覚えましょう。
<燃焼の条件、燃焼の種類>
☆燃焼には『可燃物、酸素供給源、点火源』の3つの要素が必要であり、消火の理論にも通用するので押さえておきましょう。
◎定常燃焼…安定した燃焼状態の炎の燃焼。
◎非定常燃焼…いわゆる爆発など人が制御できない燃焼。
◎表面燃焼…木炭などのように表面で燃焼する燃焼。
◎分解燃焼…木材などの燃焼で熱分解によって生成するガスが燃焼し、「自己燃焼」「内部燃焼」などで進行する。
<消火の原理>
☆燃焼の3要素のうち1つを取り除くと燃焼は継続できなくなる。(=消火)
◎除去効果…燃料となっている可燃物を取り除く効果・目的の消火方法。
◎窒息効果…酸素の供給を遮断する効果・目的の消火方法。
◎冷却効果…燃焼温度を低下させる効果・目的の消火方法。
◎抑制効果…参加反応を抑制して燃焼の継続を抑える効果・目的の消火方法。負触媒消火ともよばれる。
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★ 基礎的な化学 |
<物理変化と化学変化>
★物理変化(状態変化)
◎温度や圧力などの条件を変えることによって生じる状態の変化。
⇒水と氷、ドライアイスと二酸化炭素、ニクロム線のが赤く光る、ガソリンの流動による静電気の発生など。
★化学変化
◎酸化や化合など化学的に変性し、元の物質と異なる他の物質を生じる変化。
⇒鉄とサビ、木炭の炭化、物質の燃焼など。
<化合物と混合物>
★化合物
◎2種類以上の物質に分解でき、化合によって合成できるもの。
⇒水、硫酸、塩素酸カリウム、アルコールなど。
★混合物
◎それぞれの物質が単に混ざり合った状態で構成されているもの。
⇒ガソリン、灯油、セルロイド、空気、食塩水など。
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★丙種危険物取扱者試験TOP
丙種試験の出題分野を把握して試験対策をしていきましょう。
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1 |
★丙種法令問題のポイント |
丙種危険物試験の法令問題対策はこちら。 |
2 |
★丙種燃焼問題のポイント |
他種での「物化」科目は丙種では「燃焼(消火)」に関する出題です。 |
3 |
★丙種性消問題のポイント |
丙種危険物試験の性質消火問題の出題ポイントをまとめました。
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