乙種第6類危険物(乙6)試験対策ノート【目次】

乙6危険物の性質勉強。

乙種第6類危険物(乙6)試験対策

危険物取扱者 乙種第6類

乙種第6類危険物酸化性液体

第1類が固体の酸化性物質で性質が近く、甲種試験の受験資格も1類または6類のどちらか+他3つという同種扱いとされています。甲種受験資格を狙う方は注意してください。

おつしゅだいろくるい…通称「乙6(おつろく)」

乙種 第6類危険物 乙6

大きく分類して4つの性質分類されており、乙種試験の中では易しい類と言えます。覚えるべき物品数が少ないので、個別の保管方法や消火方法など盲点的な問題に気をつけなければなりません。

このページのポイント

乙6危険物の性質と試験対策の目次

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いきなり簡単な目次

乙種第6類(酸化性液体の性質・火災予防・消火)

ここではこの類の試験に必要な「性質消火」対策として必要な範囲をまとめてあります。「物理化学」「法令」対策については別ページにまとめてあるので、科目免除を受けない方は「物化・法令」も同時に勉強・理解しましょう。

※以下↓の物質名から各個別性質解説ページへ飛びます。


過塩素酸(HClO4) 不安定で空気中で強く発煙する無色の液体…

過酸化水素(H2O2) オキシドールではリン酸や尿酸を分解防止剤として使用…

▶3-硝酸の性質の要点
詳細ページへ

硝酸(HNO3) 大量保存は鉄製タンクに防湿貯蔵…

ハロゲン間化合物 ~五フッ化臭素(BrF5)…ほとんどすべての元素と反応…

乙種危険物の中では覚える物品数が少ないので、簡単な部類に入ります。併願受験の時は苦手な類と抱き合わせて受験すると効率的に免状取得できるでしょう。ただ、甲種受験資格は1類と同格になるので目標としている方は気をつけましょう。

「不燃性」の「液体」で日光で反応しやすいものや、水と反応するもの、密栓保存してはいけないものなど、わかりやすい特徴に注目をして覚えていき、その他の細かい特性や反応する物質名称なども記憶に留めていくと良いかもしれません。

科目免除無しの方は、物理化学・法令ともに一回でクリアできるようにしっかり基本を押さえておきましょう。

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乙6危険物取扱者 資格マスター

乙種第6類危険物 共通重要項目

一般的概要

消防法別表の第6類の項の品名欄に掲げる物品で、酸化性液体の性状を有するもの。酸化力の潜在的な危険性を判断するための試験で一定の性状を示す液体。

共通危険性

それ自体は不燃性の液体であるが、強い酸化力を有している。
水と反応して発熱するものがある。
有機物と混合するとこれを酸化させ、酸化熱で有機物が発火し有毒ガスが発生する。
腐食性の強酸で、皮膚を腐食させる。

共通火災予防

陶器・ガラス容器に保存収納し、密封する。
空気中の湿気や有機物から遮断する。
可燃物および分解を促進する薬品類との接触を避ける。
容器の破損、容器からの漏れに注意する。

共通消火方法

水や泡が適している。
二酸化炭素、ハロゲン化物、炭酸水素類を使用する粉末は不適当である。

乙種第6類危険物の活用例

試験には出ませんが当該危険物に関連する業種や職種、商品を知っておくことで理解しやすくなります。

<第6類危険物の使われ方>

金属溶解・有機合成用触媒・分析用試薬・漂白剤・消毒剤・化粧品の製造・医薬・農薬・醸造・爆薬・ロケット燃料・工業用薬品 など

上のような物や場所で利用されているのがこの類の危険物です。