その他の指定危険物の性質・指定数量 -乙6危険物試験-

乙6危険物の性質勉強。

その他の指定危険物の性質 重要暗記項目

危険物取扱者試験で出題される危険物の「性質消火」問題の暗記ポイントをまとめていきます。

このページの危険物試験ポイント

乙6危険物試験
甲種危険物試験
酸化性液体

乙種第6類 危険物 乙種第6類 危険物
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乙6 その他の指定危険物

乙6/甲種危険物酸化性液体


ハロゲン間化合物

三フッ化臭素=BrF3
五フッ化臭素=BrF5

指定数量

指定数量 300キログラム
危険等級 Ⅰ


消防法別表に基づき、危険物の規制に関する政令第1条第4項において、ハロゲン間化合物が指定されています。多数のフッ素原子を含むものは反応性に富み、ほとんどの元素と反応してフッ化物を作ります。

化学式

三フッ化臭素=BrF3

五フッ化臭素=BrF5

融点

BrF3=9℃

BrF5=-60℃

沸点

BrF3=126℃

BrF5=41℃


上記は基本概要です。危険物試験合格には下段の性質・特徴を把握し覚えましょう。


その他の指定物の性質&指定数量

三フッ化臭素の性質

★フッ素を有しており、反応性に富む。

<指定数量>

◎300キログラム

<形状・性質>

◎無色透明液体 ◎ほとんどすべての元素と激しく反応して、フッ化物を作る。 ◎水と激しく反応し酸素を発生させる。

五フッ化臭素の性質

<形状・性質>

◎無色透明液体 ◎ほとんどすべての元素と激しく反応してフッ化物を作る。 ◎水と激しく反応しBrOF3とHFを生成する。

フッ化臭素系共通

<危険性>

◎可燃物や分解を促す物質と激しく反応する。

<貯蔵・取扱いの注意>

◎可燃物や分解を促す物質と接触させないようにする。 ◎加熱を避ける。 ◎密閉した容器に入れ、冷暗所に保存する。

<消火の方法>

◎液体は不燃物だが、水系の消火剤は不適当。 ◎乾燥砂、粉末による窒息消火を行う。

以上は危険物取扱者試験(性質分野)に出やすい部分の「抽出」です。

確実に試験に合格するためには必須の暗記・整理項目なので、頑張って記憶していきましょう。

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では、勉強再開


乙6危険物取扱者 資格マスター

乙種第6類危険物 共通重要項目

一般的概要

消防法別表の第6類の項の品名欄に掲げる物品で、酸化性液体の性状を有するもの。酸化力の潜在的な危険性を判断するための試験で一定の性状を示す液体。

共通危険性

それ自体は不燃性の液体であるが、強い酸化力を有している。
水と反応して発熱するものがある。
有機物と混合するとこれを酸化させ、酸化熱で有機物が発火し有毒ガスが発生する。
腐食性の強酸で、皮膚を腐食させる。

共通火災予防

陶器・ガラス容器に保存収納し、密封する。
空気中の湿気や有機物から遮断する。
可燃物および分解を促進する薬品類との接触を避ける。
容器の破損、容器からの漏れに注意する。

共通消火方法

水や泡が適している。
二酸化炭素、ハロゲン化物、炭酸水素類を使用する粉末は不適当である。

乙種第6類 - 酸化性液体の性消

ここではこの類の試験に必要な「性質消火」対策として必要な範囲をまとめてあります。

科目免除を受けない方は「物化・法令」も同時に勉強・理解しましょう。

※以下↓の物質名から各個別性質解説ページへ飛びます。


過塩素酸(HClO4) 不安定で空気中で強く発煙する無色の液体…

過酸化水素(H2O2) オキシドールではリン酸や尿酸を分解防止剤として使用…

▶3-硝酸の性質の要点
詳細ページへ

硝酸(HNO3) 大量保存は鉄製タンクに防湿貯蔵…

ハロゲン間化合物 ~五フッ化臭素(BrF5)…ほとんどすべての元素と反応…

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